テニスの練習後に肘が痛む 30代 男性 会社員
学生の時からテニスをしていて、社会人になった今でも週に2回はクラブに通って練習や試合をしています。テニスの疲労からか、ラケットを持つ右手の内側(小指側)が痺れるような痛みが出ており、腰痛もあるため、体のケアもかねてカイロプラクティックを受診してみようと思い来院。
検査をすると、ラケットを持つ右腕の肘の内側が、かなりカチカチに固まっている様子でした。
また肘の運動やそれに関わる筋肉の働きを支配する神経が出ている中部〜下部頸椎の関節の動きが悪い。
さらに右肩関節も屈曲の動きに制限があることがわかりました。また腰部分には腰椎(腰の背骨)に関節の動きが悪い部分が確認できました
練習による疲労がうまく回復できておらず、その蓄積と、肩や頸の関節の不調も相まって、肘への負担が大きかったことも考えられます。また、フォームを確認すると、フォアハンドの時に自分の体よりも後ろでボールを捉える癖があるため、ボールをヒットする際に肘が反って前に押し出されるため、体の横、前でボールを捉えるよりも肘への負担が大きいことがわかりました。それはご本人も気が付いているようでした。
治療は頸部の関節の調節、腰椎の関節の調節、肩関節の調節に続いて、肘の内側にある筋群のリリースを行いました。肘の内側には手首を曲げるための筋肉が集中して付着しています。テニスのボールを打つ動作で繰り返しの負担がかかっていたのでしょう。
治療後は肘が軽くなり、フォアハンドのスイングの注意点を一緒に確認して、体の横、またはやや前方でボールを捉えるようにフォームを改善することをアドバイスしました。2週間後に再度来院の際は、肘の調子も良く、腰痛が翌日から無かったと報告を頂きました。それ以来、3〜4週間に1度のペースで肘と体のメンテナンスに通われています。
<清水院長のコメント>
テニスやゴルフをされる方は、よく肘を痛めてしまう場合があります。これはスイング動作中の打点の位置により過度な負担が肘に掛かることがあり、それを繰り返すためです。フォームの改善に加えて、その周囲で強調して働く肩の関節や手首の関節の働きも重要です。関節は単体で働くよりも、ほかの関節と連動して一つの連鎖機構の中で働いています。それを円滑にすることも怪我の予防や、傷害後のリハビリには重要な要素の一つなのです。
テニスやゴルフで肘を痛めたことがある方、肘の痛みでお困りの方は是非一度、岐阜のWHO国際基準
長良ファミリーカイロプラクティックにご相談ください。
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