ゴルフの後に起こる左腕の痺れ 50代 男性 会社員
趣味で週に1回ゴルフをしています。小さな大会などにも頻繁に出るようになってから、ゴルフのラウンドの次の日あたりから左脇から肘にかけて痺れが出るようになって、なかなか治らないので心配になりご来院されました。
検査の結果、腕の痺れはヘルニアや頸椎の疾患からくるものではなく、肩甲骨を安定させる筋肉の一つ「小円筋」の過度の緊張によって、腋窩(脇の下)を通る「腋窩神経」が挟まれてしまい、それによって症状が起こっていることがわかりました。小円筋は肩を支える筋肉の一つで、脇を閉じたり、肩関節を外旋させる働きがあります。スイングの際に脇を強く締めることを意識されていたのではないかと思います。
治療は原因となっている小円筋の緩和操作を中心に、肩甲骨の動き、背骨の動きを調節し、また腋窩神経の出どころである下部頸椎の調節をしました。
治療直後から痺れは無くなり、肩関節の動きが軽快になったと喜ばれていました。
その後は体の調節もかねて、ゴフルのラウンド前後に定期的にメンテナンスにご来院されています。
<清水院長のコメント>
ゴルフのスイングの際には、体幹の自然な回転によってスムーズなショットが出来るようになりますが、体が硬く動きづらい状態では、ついつい肩や腕の筋肉に頼ったスイングになりがちです。結果として腋窩や肩周囲の筋肉が過剰に使用されることで過緊張を起し、今回の「腋窩神経絞扼」につながったようです。原因となっている部分の治療に加えて、メンテナンスではスムーズに体幹を動かすための脊柱や骨盤のケアも組み込むことで、再発を防止するよう心がけています。
運動後の体の不調、回復しずらい疲労には何らかの原因があります。そんな症状にお困りの場合は、岐阜のWHO国際基準、長良ファミリーカイロプラクティックに一度ご相談ください。
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