変形性膝関節症で手術が必要と言われた 60代 女性 刑事
60代の女性刑事さん。膝が痛くて曲げることが出来ないため整形外科を受診したところ、左右の両膝共に「変形性膝関節症」と診断され、手術が必要ですと医師に勧められた。日常生活にも大きな支障がでており、痛みで自分で膝が曲げられないため、お風呂に入る時も両手で手すりにつかまり、ゆっくりゆっくりと腰をかがめて湯船に入らなければいけないとのこと。定年まであと3年だが、これでは定年を迎える前に辞職しなければならないのではないかと、大きな不安を抱いている。なんとかこの痛みを抑えることはできないかと思い、カイロプラクティックを受診した。
実際に膝を曲げていただこうと思いましたが、やはり痛みでかがむことも難しいような状況でした。整形外科で「変形性膝関節症」との診断を受けたとおり、両膝ともに大きく腫れたような状態で、確かに変形は見た目にもわかりました。検査をすると膝の関節の脛骨が後方に変位していること、膝を曲げる時に働く膝の後ろの筋肉「膝窩筋」が機能不全であることがわかりました。
また、この患者さんは整形外科で「腰椎すべり症」の診断も受けており、毎朝起きた時に腰から足の裏にかけて痺れがあるとのことでした。腰椎を検査すると、下部腰椎L4、L5が前方へすべっていることを確認しました。
治療は膝を中心に、関節の機能不全を調節すること、膝窩筋の機能を改善させることを中心に行い、さらに刺激の少ない方法で腰椎の調節を行いました。また、体重の負荷が膝ではなく、足でしっかりと吸収できるように足関節や足根骨の調節を行いました。
初回の治療の直後から、なんと両膝を曲げても痛みが出なくなっていました。ご本人も大変驚かれていましたが、素晴らしい改善結果が得られました。また、腰椎のすべり症の悪化を防ぐために、体幹と腰部の筋肉を強化するためのエクササイズを指導して、初回の治療を終了しました。
1週間後の2回目のご来院時には、1週間のうち1度だけ膝が痛んだが、それ以外は大丈夫で、お風呂に入る時もしっかり膝を曲げられるようになったとのことでした。さらに1週間後の3回目のご来院時には、もう膝は1週間で1度も痛まなかったとのことでした。「これで定年まで仕事ができる」とお喜びでした。その後は腰の治療とエクササイズを続け、朝の腰から足の痺れも和らぎ、もう以前のようにひどく痺れたり痛むことは無いとのことでした。その後は2〜3週間に1度状態の確認とメンテナンスの治療に切り替え、膝の手術はしないことになりました。
<清水院長のコメント>
ご来院時は本当に両膝が曲がらず、お仕事の心配もされており私もとても心配でしたが、治療直後からご自分で屈伸もできるようになり、素晴らしい改善具合に私も正直驚きました。2度目の治療後には「私の膝はもう大丈夫!」と元気に笑ってらしたのが印象的でした。
カイロプラクティックでは、「変形性膝関節症」そのものを治すことはできません。しかし、それを膝だけの問題と捉えないで、足全体、股関節、足関節、さらにそれらをコントロールしている腰椎をしっかりと評価して、全体的な働きを改善させることに治療の主眼をおいています。そもそも、膝が変形性膝関節症になったのは、体重負荷の円滑な分散が行われず、長期にわたって膝がその負担を強いられてきたことが原因なのです。その際にもっとも大きな原因として疑われるのは「足関節」と「足根骨」です。本来体重負荷は足関節で80〜90%が地面へと分散され、膝への負担はわずかに5〜10%ほどなのです。ですから、膝に問題が生じる場合は足関節や足根骨に大きな問題が生じていることがほとんどなのです。
膝が痛い、病院で変形性膝関節症で手術を勧められたが手術はしたくない、何か他の方法を探したいという方は、ぜひ一度、岐阜のWHO国際基準、長良ファミリーカイロプラクティックにご相談ください。
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