変形性膝関節症 杖でも歩行が難しい 80代 女性 主婦
前回「変形性膝関節症」で来院されて大きく改善された方の実のお母様。80代後半でさらに膝の変形は大きく、杖を使っていらっしゃいましたが、それでもかろうじて動ける程度で歩行も大変困難なため、いつもは家で椅子に座ったままの生活で、立って歩くことは無いとのことでした。同じ町内で70代の方が同じく変形性膝関節症で車椅子での生活になってしまったのを目の当たりにして、何とかしたいと思っていたところ、娘さんの膝の痛みが改善したことを聞き、ご一緒にご来院されました。
検査をすると、特に左膝の変形は大きく、他動で膝を曲げようとしても30度付近でひどく痛むためそれ以上は曲げることが出来ませんでした。また足関節も非常に固く、背屈制限がありました。娘さんの場合と同様に脛骨が後方に変位しており、膝窩筋も筋力低下をおこしていました。背骨も非常に固く弾力性が少なく腰椎も固まったような状態でした。
治療は脊柱を全体的にスキャンし、特に膝の運動に関係する腰椎を中心にケアを行い、その後膝の関節の可動を改善するためのモビリゼーションやアジャストメントを行い、最後に足関節や足根骨のケアを行いました。治療後は膝が45度曲がるようになり、スムーズではありませんが杖が無くても歩けるようになっていました。1週間後に来院された際には、治療の後3日程はまだ痛みがあったが、それ以降から痛みは徐々に減り始めたとのことでした。2回目にも同様の治療を続け、さらに1週間後の3回目のご来院時には杖を使いながらもスイスイと歩かれていました。「私はもう歩けないと思っていたのに・・・」と治療の後には涙を流して喜んでおられました。嬉しくて私も一緒に泣きそうになってしまいました。
治療を始めてから家の中でも自分で歩くようになり、帰りの遅い娘さん夫婦のために夕食の支度などをするようになったとのことで、娘さんからも「母の膝が良くなってから、家族が本当に助かるようになりました」とお礼の言葉を頂きました。
<清水院長のコメント>
娘さんよりも膝の変形はかなり進んでいましたが、治療を重ねるごとに痛みも減り、杖が無くても歩けるようになっていくのには治療をしている私も本当に驚きました。膝関節の動きの範囲も徐々に広がり、関節としての働きを取り戻しつつあります。前回の症例でもあげましたが、膝が悪くなるのには原因があります。膝だけではなく、原因となった個所を一緒に改善させることで、足全体としての働きを取り戻すことはある程度可能になります。膝が動くようになって、家の中でもある程度活動ができるようになり、それによって家族全体が元気になれるのは本当に嬉しいことです。カイロプラクター冥利に尽きます。
膝の痛み、変形性膝関節症の診断で手術以外の方法を希望される方は、ぜひ一度岐阜のWHO国際基準、長良ファミリーカイロプラクティックにご相談ください全力でお力になります!
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