1年間ずっと続いていたお尻の痛み 60代 女性 会社員
この一年間ずっと続いているお尻の痛みに悩んでいる。
きっかけは庭仕事をしていた時にお尻から転んで尻もちをついたことではないかと思っている。すぐに治ると思っていたが痛みは一向に引かず、病院に行ってみたが骨折はしていないので、特に治療は無かった。痛いのは尾底骨の当たり。
検査の結果、この患者さんの主訴である尾底骨の神経関節機能に問題がある事が分かりました。転んで尻餅をついたのが直接の原因になったと思いますが、尻餅をついた時に、その衝撃で仙骨の先についている尾底骨の関節に何らかの機能障害が起こったようです。
施術は背骨全体の状態のチェックと、主訴である尾底骨の障害を整えました。
1年間も続いていたお尻の痛みですが、施術の翌日から痛みはピタッと止まり全く気にならなくなりました。その後は体の調子が何かおかしいと思うごとにチェックに通われています。
<清水院長のコメント>
転んで尻餅をついてから腰を痛めたり、お尻を痛めることはよくありますね。
中には腰の骨が圧迫骨折を起こしてしまう人もいらっしゃいます。
骨盤の先にある「尾底骨」は背骨の最終地点で、実は大変重要な働きのある場所なのです。頭蓋骨から始まり、頸の骨、背骨、腰の骨、仙骨ときて最後に尾底骨がありますが、この中には脳で作り出される「脳脊髄液」が循環しいて、「硬膜」という膜がそれを包んでいます。尾底骨は脊髄神経の最終地点であるとともにその硬膜が付着する部位でもあり、硬膜は律動的な動きを持って脳脊髄液の循環を作り出しています。尾底骨に不調が生じると硬膜の張りや動きに異常が起こり、脳脊髄液の循環もスムーズではなくなるため、体の様々な部位に不調を起こすきっかけとなることがあります。また骨盤底の筋肉の付着部位でもあるため、周囲の神経筋活動にも影響を及ぼすことがあります。さらに、尾底骨に問題があると、痔になったり痔がなかなか改善しないということがよくあります。些細な骨ですが一度不調をきたすと、様々な問題の原因となりやすい部位なのです。
もし転んで尻餅をついてから痛みが治まらない、なにか体の調子が悪いと感じたら、一度長良ファミリーカイロプラクティックにご相談ください。尾底骨は実はとても大切な背骨の一部なんです!
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