ジャンパー膝

症例の紹介CASE STUDY

５年間治らなかったジャンパー膝　１７歳　男性　高校生

小学校の時からバスケットボールを始めて、高校でも部活でバスケットボールをしている。１２歳の時に左膝が痛み始めて練習に支障をきたすようになったので、病院に行くと「ジャンパー膝」という診断で、それ以来、毎週病院や整骨院・接骨院に通って針や電気治療、テーピングなどの治療を受けてきたのに一向に改善しない。高校の部活では平日の１～２時間の練習は何とか耐えられるが、週末の３～４時間の練習ではいつも途中で痛みがひどくなるので、最後まで練習が出来ない。なんとかこの膝を治してしっかり練習がしたい。これまでどこに行っても治らなかったので、ダメもとでインターネットで見つけた長良ファミリーカイロプラクティックに来院することにした。

痛みの出ている部分は、病院での診察通り、ジャンパー膝の症状が出る右膝のお皿の下で、脛骨への靭帯の付着部周囲でした。どれぐらい痛いのかを１～１０（１０が最大）であらわすVASでは、10/10とのことでかなりひどい状態。練習前には靭帯部分を補強するために、整骨院で教えてもらったテーピングをしているとのことでした。

検査の結果、症状の出ている右側の大腰筋、および中殿筋が筋力低下を起していることが分かり、体をアンバランスに使用していることが分かりました。骨盤の仙腸関節は左右ともに前方変位、また症状のある右膝も前方に変位していることが分かりました。

治療は右半身のアンバランスを引き起こす原因となっていた脊柱の関節のアジャストメントを中心に、骨盤、膝のアジャストメントを行い、併せて大腿四頭筋のストレッチを行いました。また、練習後には自宅で大腿四頭筋のストレッチと膝のアイシングを行ってもらうよう指導しました。

１週間後の来院時には、痛みは半分に減ったとのことで、継続的な治療を行いました。さらに1週間後の来院時には更に痛みは減少していたので、その後の治療は２週間後とし、４回目の来院時には痛みを表すVASは0/10で、痛みは全く無くなり、週末の練習も最後まで全力でできたと喜びの報告を頂きました。

＜患者さんの声＞

膝の痛みでバスケが出来なかった。
来るたびに症状が軽くなって最終的に痛みはほとんどなくなった。
本当に来てよかった。
本当に良い所です。どうしても痛みが治らないならぜひ来てください。

＜清水院長のコメント＞
１２歳の時からずっと痛みが取れないとのことで、症状が慢性化してしまっている状態でした。成長期には骨の成長に筋肉の成長が追い付かないため、激しい練習などを行うと筋肉の骨への付着部が損傷したり、場合によっては剥がれてしまうことがあります。今回の「ジャンパー膝」もそういった仕組みで成長期に起こりやすいスポーツ傷害の一つです。

しかし、毎週接骨院などに５年間も通っているのに改善しないということは、どこか損傷部位以外に根本的な問題が隠れている可能性があるのではないかと思いました。

実際にカイロプラクティック検査を行うと、背骨の関節の機能の不具合に伴って、右股関節の運動と安定性を担っている筋肉の機能が低下していました。５年間も治療していたのに治らなかった大きな理由がここにあります。機能が低下した筋肉の代わりに、骨盤から始まって膝につく「大腿直筋」が過度に働かなくてはならない状態だったからです。治療では脊椎の施術を通してこのアンバランスを解消し、適正な筋肉の機能を取り戻すとともに、練習後のクールダウン、患部のアイシング、ストレッチをしっかりと行うように指導をしました。

結果、３回の治療、わずか１か月足らずで５年間治らなかった症状は改善しました。

成長期に伴って起こるスポーツ傷害の中には、適切な処置と治療を行わなければ慢性的な繰り返しの症状に発展する場合があります。スポーツ傷害でお困りの方またはお子様が部活動や競技をされていてスポーツ傷害でお悩みの場合は、ぜひ一度、岐阜市のＷＨＯ国際基準　長良ファミリーカイロプラクティックにご相談ください。

ご予約・お問い合わせはこちら　058-215-6305　お気軽にどうぞ！

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